メジャーリーグで大活躍中のエンゼルス・大谷翔平選手。
メジャーリーグで日本人2人目となるMVPを獲得するなど、大活躍ですよね!
大谷翔平選手といえば81マスの目標達成シートで有名ですが、実は大変な読書家でもあるんです。
大谷翔平選手の言葉や行動の端々に、大谷翔平選手自身の強靭な考え方が表れていますよね。
そんな大谷翔平選手の強靭な考え方のベースを形作るものの1つが、彼の読書体験。
この記事では、大谷翔平選手の愛読書や読書術を紹介します♪
この記事を読んで
- 大谷翔平選手の愛読書
- 大谷翔平選手の読書術
を知って、大谷翔平選手の強靭な思考力を手に入れよう!
目次
大谷翔平は読書家
大谷翔平選手と言えば何を思い浮かべるでしょう?
パっと思い浮かぶのが大谷翔平選手が高校生の時に書いた81マスの目標達成シートではないでしょうか。

「8球団でドラフト1位指名をとる」という目標を中心に、そのために行うべきことを回りの8マスに展開。
そしてその8マスに記載したことを実現するために行うタスクをさらに展開したものです。
この目標達成シートを良く見てみると・・・

「本を読む」というタスクがあります!
この目標達成シートを作成したときからの習慣なのでしょうか、現在も大谷翔平選手は大変読書家な方なんです!
スポーツに関する本、筋肉に関する本はもちろん、自己啓発書も読むのだとか!
日刊スポーツのインタビューで読書について聞かれ、大谷翔平選手は次のように答えています。
自己啓発系も多いですね。
小説はあんまり読まないですけど。得意じゃないというか、面白いと思って読まない。
ちょっと苦痛になっちゃうので。
日刊スポーツ
大谷翔平選手は自己啓発書等の自分を高めるための手段として、読書をされているようですね!
大谷翔平の愛読書-自己啓発書-
ここではそんな読書家・大谷翔平選手の愛読書を紹介します♪
大谷翔平の愛読書①富の福音|アンドリュー・カーネギー
大谷翔平選手の愛読書・1冊目はアンドリュー・カーネギーの「富の福音」です!
2021年11月19日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」で、大谷翔平の愛読書として紹介されました。
「富の福音」はカーネギーが資本とは何か?資本家の役割とは何か?といった資本と資本家の存在意義を語った本。
資本家は常に社会の利益について考えなければならない、そのためには何をすべきか?といったことを説いています。

偉人の語る大局的な哲学が、大谷翔平選手の偉業の支えになっているのでしょうね!
アンドリュー・カーネギー
1935年、スコットランド生まれ。46歳でアメリカ最大の鉄鋼会社を設立、「鉄鋼王」となった人物。
1891年、ニューヨーク市にカーネギーホールを寄贈したのをはじめ、教育振興財団、国際平和基金、カーネギー工業大学などを設立し社会に貢献しました。
ナポレオン・ヒルに彼の有名な成功哲学の本「思考は現実化する」を書かせたことで有名ですね!
大谷翔平の愛読書②成功への情熱|稲盛和夫
大谷翔平選手の愛読書・2冊目は京セラ会長稲盛和夫氏の「成功への情熱」
こちらも2021年11月19日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」で、大谷翔平の愛読書として紹介されました。
稲盛和夫氏といえば京セラを一代で大企業に育て上げ、78歳にしてに破綻した日本航空(JAL)の再生を成し遂げた大人物です。auを展開するKDDIの産みの親でもあります。
「成功への情熱」は、誠実に、勤勉に、真摯に生きることの大切さを説いてくれる良書です。

大谷翔平選手と稲盛和夫さん。フィールドは違えど目標に向かって一生懸命でまっすぐな生き方には共通するところがありますね!
ちなみに、私は稲盛和夫氏の「手の切れるような製品を作る」という言葉がとても好きで、何かものごとに取り組む際にはいつも思い出しています。
稲盛和夫
1932年 鹿児島市生まれ。
京セラ株式会社創設者。現在は名誉会長。
また、NTT独占体制であった電気通信事業に異を唱え、電気通信事業の自由化に即応し第二電電株式会社(現KDDI株式会社)を設立。現在は最高顧問。
さらに2010年2月より、日本航空株式会社(JAL)の会長に無報酬で就任。戦後最大の負債額(2兆3221億円!!!)を抱えて破綻したJALを見事経営再生に導く。代表取締役会長を経て、2015年4月より名誉顧問を務める。
臨済宗円福寺の西片擔雪の下で在家得度もしている。
大谷翔平の愛読書③運命を拓く|中村天風

- タイトル:「運命を拓く」
- 著者:中村天風
- 出版社:講談社文庫
大谷翔平選手の愛読書・3冊目は中村天風氏の「運命を拓く」
日本の有名な思想家・中村天風氏による自己啓発書ですね。
この本も2021年11月19日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」で、大谷翔平の愛読書として紹介されました。
中村天風氏は30歳の時に肺結核を患い、命の危機に瀕します。
救いを求め、西洋を旅して学も方策は見つからず。
ヨガやヒマラヤでの修行をおさめ、病を克服しました。
「運命を拓く」はそんな多難な人生を生き抜いた中村天風氏が説く人生論です。
心は宇宙とつながっている、自分の思ったとおりの出来事が現実化する。
思考が人生を創るという、ナポレオン・ヒルにも共通する中村天風氏の考え方を学ぶことができます。

大谷翔平選手、困難を乗り越えてきた中村天風氏の生き方から多くを学んでいるのでしょうね!
中村天風
1876年7月30日、旧東京府豊島郡王子村(現北区)生まれ。
本名:中村三郎。
日露戦争の軍事探偵として満蒙で活躍。帰国後、当時不治の病であった肺結核を発病し、救いを求めて欧米を遍歴するも望み必ず帰国を決意。
その帰路にヨガの聖者と出会いヒマラヤの麓で指導を受け、真理を悟って病を克服し運命を切り拓く。
帰国後は実業界で活躍するも、1919年、病や煩悶や貧乏などに悩まされている人々を救おうと、自らの体験から“人間の命”の本来の在り方を研究、「心身統一法」を創見し講演活動を始める。
この教えに感銘を受けた政財界など各界の有力者の支持を受け「天風会」を設立。その後50年にわたり教えを説く。
1968年、92歳で生涯を閉じる。
大谷翔平の愛読書④論語と算盤|渋沢栄一

- タイトル:「現代語版 論語と算盤」
- 著者:渋沢栄一著、守屋淳訳
- 出版社:ちくま新書
大谷翔平選手の愛読書・4冊目は「論語と算盤」
2021年の大河ドラマ「青天を突く」で話題の渋沢栄一氏の著書ですね。
大谷翔平選手は日本ハムファイターズの栗山監督に勧められて読んでいたそうです。
栗山監督の著書「育てる力」で、栗山監督が大谷翔平選手に「論語と算盤」を紹介したことが述べられています。

大谷翔平選手はこの本を「難しい」と評しつつも、読み通すことを年間目標にも挙げていたそう。
渋沢栄一が活躍していた当時、孔子の教え「論語」と実業は相反すると考えられていました。
いや、そうではなく実業にこそ論語を活かしてみせるという渋沢栄一の信念がつづられた書籍です。
実業の道を行くと決めた渋沢栄一に対して批判の声もありましたが、渋沢栄一は自らの信念を貫き数々の偉業を成し遂げました。

成功者による道徳論、読むと気を引き締められる一冊です!
渋沢栄一
1840年生まれ、1931年没。
実業家。
481社もの企業の創立・発展に貢献しました。
銀行や鉄鋼、交通等、現在の大企業の創設期にはほとんどと言っていいほど渋沢栄一氏が関わっています。
また経済団体を組織し、商業学校を創設するなど実業界の社会的向上に努めた偉人です。
大河ドラマ「青天を突く」の主人公。
大谷翔平の愛読書⑤チーズはどこへ消えた?|スペンサー・ジョンソン

- タイトル:「チーズはどこへ消えた?」
- 著者:スペンサー・ジョンソン著、門田美鈴訳
- 出版社:扶桑社
大谷翔平選手の愛読書5冊目は「チーズはどこへ消えた?」
2016年10月2日放送の「Mr.サンデー×HERO’S合体SP」で大谷翔平選手が愛読書として挙げていた本です。
大谷翔平の愛読書⑥イーロンマスクの野望|竹内一正

- タイトル:「未来を変える天才経営者 イーロン・マスクの野望」
- 著者:竹内一正
- 出版社:朝日新聞出版
大谷翔平選手の愛読書6冊目は 「未来を変える天才経営者 イーロン・マスクの野望」
北海道日本ハムファイターズによる読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」2016で、大谷翔平選手が紹介していました。

大谷翔平選手による書評
人類の新しい環境になる火星への移住を企てる革命家イーロン・マスク氏の野望を描いた本です。
宇宙ロケットの打ち上げなど宇宙輸送を事業とする会社を設立。
民間事業として初めてロケットの打ち上げに成功します。
人生に一度、宇宙に行ってみたい、という思いがさらに強まりました
大谷翔平の愛読マンガ
続いては大谷翔平選手の愛読マンガを紹介します^^
読書家の大谷翔平選手は文字ばかりの本だけでなくマンガも読むそう!
といっても、大谷翔平選手にとってマンガは「お風呂用」とのこと。(2015年インタビューより)

お風呂でまで何かしら読んでる大谷翔平選手、本当に読書家ですね
大谷翔平選手の愛読マンガ①「リアル」
- 作品名:リアル
- 作者:井上雄彦
- 出版社:集英社(ヤングジャンプ)
- 連載:1999年~(連載中、不定期連載)
- 既刊:15巻(2022年1月時点)
大谷翔平選手の愛読マンガ1冊目は井上雄彦「リアル」
大谷翔平選手の愛読マンガ②で紹介するかの有名なバスケマンガ「スラムダンク」の作者の作品です。
車椅子バスケットボールをテーマに、障害や人生観等についての登場人物の葛藤を描いたマンガです。
大谷翔平選手の愛読マンガ②「スラムダンク」
- 作品名:スラムダンク
- 作者:井上雄彦
- 出版社:集英社(週刊少年ジャンプ)
- 連載:1990年~1996年(完結)
- 既刊:全31巻、完全版:全24巻、新装再編版:全20巻
大谷翔平選手の愛読マンガ2冊目は井上雄彦「スラムダンク」
日本人なら「知らない人はいない」レベルに有名なバスケットボールマンガですね!!
「スラムダンク」は数々の名言を生み出しているので、スラムダンクを読んだことがない人でも登場する名言は聞いたことがあるかもしれません。
たとえば、

有名な名言「あきらめたらそこで試合終了」はスラムダンクの登場人物、安西先生のセリフです!

大谷翔平選手の愛読マンガ③「H2」
- 作品名:H2
- 作者:あだち充
- 出版社:小学館(週刊少年サンデー)
- 連載:1992年~1999年(完結)
- 既刊:全34巻、ワイド版:全17巻、文庫版:全20巻
大谷翔平選手の愛読マンガ④「ダイヤのA」
- 作品名:ダイヤのA
- 作者:寺嶋裕二
- 出版社:小学館(週刊少年サンデー)
- 連載
- 第1部:2006年~2015年(完結)
- 第2部:2015年~(連載中)
- 既刊
- 第1部:全47巻
- 第2部:既刊29巻(2021年12月現在)
大谷翔平の読書術
同じ本を繰り返し読む
1回の読書からは30%~40%ほどしか理解できないため、大谷翔平選手は同じ本を繰り返し読むそう。
大谷翔平選手は同じ本を2回、3回と繰り返し読むことで、違った捉え方ができるようになるそうです。
同じ本を繰り返し読むことの効用について、大谷翔平選手は「野球における体力トレーニングの基礎理論」(中垣征一郎著)を読み返した時のことを次のように語っていらっしゃいます。
全然、捉え方が違いましたね。
(米国で)2年、自分でトレーニングもしましたし、エンゼルスの方にも教えてもらったりして。
自分が疑問に思ったこととか、その本を読んでいることによって、こうなのかな、こういうのはどうなんだろうとか。
これはトレーニングで特殊な話ですけど、そういうのが多い。
日刊スポーツ
同じテーマに関する肯定・否定の両角度の本を数冊読む
大谷翔平選手は同じテーマを取り上げた本について、肯定派・否定派両方の本を読むそうです。
そっちだけをフォーカスして捉えていくと、別の捉え方ができなくなったり。栄養学でも『こういうダイエットがいいですよ』というのがあれば、『そのダイエットはダメですよ』という本もある。
どっちも読む必要があって、それを理解した上で、自分がどっちに行くかが大事なので。
どっちかだけを読んで、これすごい良いなと思って、それだけにいくのはちょっと危険かなと思いますね。
なので、いろんな本をいっぱい読んだ方が、自分で決めるのもうまくなるし、大事かなと。
日刊スポーツ
物事を一方だけから見るのではなく、別の角度からも見る。
大谷翔平選手はそうやってものごとを立体的に把握し、自分の中に落とし込んでいるのでしょうね。
まとめ・大谷翔平の愛読書
この記事では、
- 大谷翔平選手の愛読書
- 大谷翔平選手の読書術
についてご紹介しました♪
大谷翔平さんの並外れた偉業の根底には、彼の人生観を形作る読書経験が大いに影響していることと思います。
今後の大谷翔平さんの更なるご活躍が楽しみですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!